バーから帰ってきた。
今午前2時すこし前、コーヒーをいれてポッキーを食べている。
けんちゃんのお酒はどうしてあんなにおいしいのだろう。
最初は軽いお酒だと思ったが、
すぐにぐらぐらに酔っぱらって、白湯をいただいて酔いをさました。
普段寝付きも悪く、眠りの浅いわたしは、
飲むとかなり眠くなるあのお酒を毎日飲みたいくらいだ。
けんちゃんはごはんもおいしくつくる。
わたしは、とにかく食事に興味とか、やる気そのものがないので
たまごかけごはんがごちそうなのだが、
けんちゃんのパスタとかはほんとうにおいしい。
バーでごはんがおいしいというのは重要だと思う。
昔よくいった、ラグスというバーでも、
ごはんがとにかくおいしかった。
まだあるのかな、あのバーは。
ほろろに酔って、きもちよく帰ってくると、
チョコレートが食べたくなる。
コーヒーはつくるときは3人分くらいつくるのだが
それと一緒にポッキーを食べているのだ。
流れていきよう、と思ったことが
わたしには大きなことだった。
とにかくひとしきり苦労はして来たと思う。
立ち直ったとかそういうのを超えたところで
ただ、生きていこうと思ったのは3年くらい前だ。
その前からずっと、流されないようにしよう、と肩肘張っていたが、
自分が確立されてきている今は、
流されてもいいし、どちらかというと、流れを止めないように、
流れの中で生きていこうと思うようになった。
言葉を扱いだしてどれくらいたつだろう。
ただ、いま、思うのは、言葉は容易な道具だが、安易に使うべきではないこと、
言葉に使われずに、きちんと言葉を使おうということ
そして、
言葉は決して売らないということ。
わたしが詩集をずっとフリーペーパーでつくるのは、
言葉をとても愛しているから
きちんと距離をとりたいからだ。
あ、ベランダの向こうに月が見える。